まばたき

村上春樹の冒険

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村上春樹さんの久しぶりの長編小説『1Q84』がバカ売れしているようだ。
今日打合せに行く途中、本屋さんへよって買おうと思ったら、
『初版、売り切れ御免』であった。
僕は村上春樹さんの小説を初めて読んだのが『羊をめぐる冒険』だった。
これは面白かった。なんか不思議な感覚に包まれ、お終いまで一気に
読んでしまった。なんか、、、不思議な人だな、、という印象。
知らず知らずのうちにだまされているような感じで
それが妙に心地よいのだ。
あの頃、ダブル村上と称され、村上春樹、村上龍と二人の村上さんの
人気がものすごく高かった。まわりの人々が両村上比較論の様なモノを
飲み屋の席で熱く語ったりしているのを何度か聞いた事があった。
僕は村上龍さんは『コインロッカーベイビーズ』で衝撃を受けていたので
ふむふむという感じだったが、村上春樹さんはちょっと失礼だが、
軟弱なイメージがあってその著書を手にとってはいなかった。
しかし、、しかしである。
『羊をめぐる冒険』を読んで僕は一気に村上春樹ファンになったのだった。
正直、『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』はなんか、、
あの当時、、観念的過ぎると感じたのか、、全然面白くなくて
途中で読むのをやめてしまった。
内容もよく憶えてない。だが、、
『羊をめぐる冒険』『世界の終わりとハードボイルドワンダーランド』
で僕は村上春樹という人が好きになった。
そして大ベストセラーとなった『ノルウェイの森』を
読み終えてから村上春樹さんの小説は短編を除いて手にしていない。
今回、なぜか新作を妙に読んでみたくなった。
僕はちょっと前にテレビで観たあのエルサレムでの『演説』が
印象に残っていたからだ。
村上春樹さんという人の書いたモノをもっと読んでみたくなる、
そんなテレビのニュースでの言葉だった。
『高くてかたい壁があり、それにぶつかり壊れる卵があるとしたら
 私は常に卵の側に立つ』
何が軟弱なモノか、、、。
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by mabatakishot | 2009-06-06 01:47 | on the road