まばたき

遅刻

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圏央道の青梅インターで高速を降りる。
料金所を出てすぐの側道に車を止める。
車を降りて、深呼吸。
本当に気持ちがよい。
ちょっと、ちゃんとピントを合わせてシャッターを
切りたくなったのである。
ちゃんと朝早くでてきたので、こんな余裕がある。
余裕とはいいもんである。
さあ、、いくか、、。
信号を左折する。
そして、、また、、左折。
うん??、、、なんだ、、、この渋滞は、、。
タバコに火を付ける。
吸い終わった、、、。
動かない、、、、、。
いやな、、予感がする。
ナベに電話をいれる。
『渡辺、、お前今、、どの辺だ?』
『俺、、もう、、ついてますよ。』
『は???、早いな、、。いやさ、、
 青梅インター降りたら、、大渋滞でよ、、
 全然うごかねえんだよ、、。』
『それ、、事故渋滞みたいっすよ。』
『まじかよ、、。』
『まじっす。、、てつさん、、どのへんにいます、、。』
『いや、、インター降りたばっか、、。』
『あ〜、、それ、、あと50分位かかりますよ。』
『なぬ?(遅刻じゃねえか、、それ、、)』
『しょうがないっすよ、、大丈夫です。まだ中西さんも着いてないんで、、』
中西さんとは、、機材を運搬してくれる大型トラックの運転手さんである。
この人が現場に到着しないとなんにも始まらないのである。
『そうか、、わりい、、じゃあ、、また、、連絡いれるわ。』
片側1車線の細い道である。おまけにナビもぶっ壊れているから、、
抜け道が割り出せない、、仕方ない、、流れに身をまかせるか、、。

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車窓からの景色はあいかわらず、のんびりとしている。
ゆっくりと、、動き出す。
止まる度にあたりを見回しては、シャッターを切る。
渡辺は着いていた。
あいつ、、何時にでたんだろう、、。
30分程、止まったり、、動いたり、、を繰り返していると、
大道具の成田から電話が入った。
『てつさん、、すんません、、あと7km位なんですけど、、
 はまっちゃって、、、。遅れちゃいそうです。』
『いや、、俺もなんだよ、、しょうがねえわ、、これ、、。』
 ナベに今一度電話をする。
『中西さん着いたか?』
『もうそろそろだそうです。
 今日きてくれる大道具さん、名前なんていうんですか?、、
 トラックが見あたらないんですよね?』
『成田が運転してきてるんだけど、、これも遅れそうなんだよ、、。』
『わかりました、、。』
『成田着いたら、、とりあえず、、床敷いておいてくれ。』
『ハイ!!。あっ、、てつさん、、』
『なんだ?、、、』
『ここのホール、、入ってくる時、坂道なんすよ、、
 だから一気にきてくださいね、、止まったらダメっすよ。』
『わかった、、、。』
変なところに優しい奴である。
結局、10分遅れた。
俺は10分、写真を撮ってた。

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着くと、、渡辺は、一生懸命床を仕込んでた。
お前、、いいやつだから、、ちゃんと教えたる、、。
だから、、ちゃんという事きけよな。
、、、、、、。
この日が仕込みの日だけで、、ちょっと助かった。

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夕方、仕込みが一段落して、外にでてみると、
雲の隙間からうっすらと光が漏れていた。
俺はこの光がたまらなく好きなのだ。
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by mabatakishot | 2008-02-11 01:36 | flowers