まばたき

救世主

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今晩も相当冷え込んでいる。
明日あたり、東京にも雪が降るかもしれない。
そんな淡い思いはかなうんでしょうか?
さて、私の小学校の時の話です。
学校側と私達、生徒とPTA(クラス替え反対派)連合軍との
戦いは、段々と激しさを増してきたのです。
そこで陣頭指揮をとったのは、なんと学校側であるはずの
池田先生だったのです。
学校側の主張する、1クラスあたりに対する生徒の人数の欠損数が
全体に対して、1名という事が私達にも知らされました。
なんという茶番でしょうか?あまりにもくだらない。
しかし、裏を返せば、これは、あと一人生徒がいたならば、
クラスを減らさずにすむという事でもありました。
池田先生はそこに目をつけ、池田先生の知り合いなど、
色々な方に相談を持ち込み、転校生を探す事に奔走しはじめたのです。
なんか、、池田先生にとっては公私混同というところまで入りこみ
尽力して頂いたようです。
私達の気持ちを汲んで。
その当時、私達やPTAの前でもはばかる事なく、
『俺がこのクラスをばらばらにはしない。俺にいい考えがある。』
といっていました。学校側からすれば、すんごい鼻つまみ者でしょう。
でもきっと池田先生には勝算ありだったのです。
具体的にどこの学校から連れてくる、、とまでおっしゃっていました。
しかしながら、、なぜだかわかりません。
どこからか、圧力がかかったのか?
そのお子さん、もしくは、親御さんの気持ちが変わってしまったのか?
その話がダメになってしまったのです。
理由は私達には知らされませんでした。
私達は意気消沈です。常識的に考えればそりゃあ、、そうです。
小学校生活最後の年にして、転校です。
まったく見ず知らずの所へ、私達の勝手な都合によって
転校させらる方の身になってみると、おかしな話です。
私達は親から終戦を告げられるのと同時に
このままでは敗戦である事も暗に知らされました。
『クラスが、、ばらばらになる、、。』
そんな時、私にある一人の男が浮かびあがりました。
おふくろに、『ねえ、、勇に聞いてみようよ。』
池田先生が私達に教えてくれた、クラスに一人
人を増やせばいいのさ作戦は幼い私にも理解ができたのです。
クラス替えをしたくなかった私にできる事と言えば、
池田先生と同じ事だったのです。
『勇』とは、、小学校時代の親友。
豆腐屋の勇です。私は小学校にあがった頃、
いつもこの勇と学校へ通っていました。
家がすぐ近所で歩いて約45秒。
パーマ屋のてっちゃんに豆腐屋の勇君です。
勇とは小学校1.2年は同じクラス。
そして3年にあがる時にクラスは変わりましたが、
いつも一緒に登校していました。
遊ぶのも一緒、大の仲良しなのでした。
そして小学校4年生になった頃、
勇のお父さんは病気でこの世を去りました。
おいしいお豆腐をつくっていたお父さんがなくなり、
家族の大黒柱を失った勇のお母さんは女手ひとつで、
勇達を育てる為、品川にある製紙工場へと住まいを
変えたのです。そう、、勇は、、転校していったのです。

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くしくも、勇は私と似たような境遇になりました。
転校していっても、私達は時間があれば、お互いの
家を行き来する中でした。母親同士も色々な事で共通する
事があったのでしょうか?何かあると連絡をとりあっていたようです。
『勇に聞いてみようよ、、』
私のこの一言は母にしてみれば、目からうろこのようでした。
『そうだね、、勇君に聞いてみよう』
おふくろはすぐに勇のおかあさんに電話をして、
この事をしらせたようです。
そんな私はそうは、、言ったものの、、
少し不安も感じてはいたのです。
それは自分に置き換えた時に、私ならどうするだろう?
そう思ったからです。
勇の所へ泊まりに遊びにいけば、向こうでの
新しい友達と一緒に遊び、もう
すっかり勇にも新しい、素晴らしい友達がいて、
楽しい世界ができていたのを知っていたからです。
もし私が勇の立場だったら、、、、。
電話の向こうでは、勇は今、野球で留守にしてる。
今日帰ったら、聞いてみるから、、。
という事でした。

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今、梅田小学校がこんな事になっているという事
おふくろは池田先生がこんな人ですごくいい先生だという事、
私が勇に是非、来てほしいっていってるという事を
伝えてくれました。
そして、何日かたって、、勇からの返事がきたのです。

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、、、、、、、、、続く、、、、、、、、。
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by mabatakishot | 2008-01-20 03:37 | near fields