まばたき

汚れた河

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久しぶりに、ゆめと散歩にでた。
近所を流れる内川というお世辞にも
綺麗とはいえない河を渡って公園へいくのだ。
この内川は東京湾奥へと繋がっているようで、
潮の干満によって河の水位が変化する。
私の住んでいる街は町工場が多く、いつかTV番組でも
日本の先端技術を支える町として特集が組まれたりしたのも
記憶に新しい。その排水関係に影響されているのだろうか?
夏の暑い日などには、特有の臭気が漂う事もしばし、、、。
地域の皆さんの努力や自治体の皆さんの尽力によって、
河に酸素を送る装置や、循環器などが置かれ、海の潮状況に
よっては綺麗な水面を見せ、
ハゼやボラの子供たちが群れをなし、
近所のおじさん達が釣り糸を垂れる景色もみかけられる。
しかし、長い時間をかけてじわりと汚染されたものを、
もとの綺麗な河へ戻すにはそれと同じ時間か、もしくは
それ以上の努力が必要なのではないだろうか?
きっとこれから、私達はよくも悪くも、先輩達が
培ってきたものを受け継ぎ、その為に何か犠牲になってしまったものを
取り戻す事が必要な気がする。
私が子供の頃、高度成長期と呼ばれていた時代、
東京の多摩川がその姿を激変させていた時代だった。
私は母の故郷の青森で初めて釣りをした。
石ころだらけの道を従兄弟のお兄さんの自転車の後ろに
のり、河へ連れていってもらった。
まだ小さかった私を案じてか、今日の写真のような橋の
上から釣り糸を垂らした。えさは魚肉ソーセージのかけらである。
それでも、河へ竿をむければ、必ず魚信があり、ハヤがきらきらと
舞ってくれたのだ。そんな景色を今、懐かしく思い出す。
小学生にあがる前、近所のおじさんのピックアップトラックの
後ろに乗って、みんなで多摩川へいった時はまだ、そのような
綺麗な面影を残していたのだ。
そして、自分で自転車にのって多摩川へいくようになった頃には、
もう河面には洗剤の泡が浮かんでいるようになってしまった。

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綺麗な河を、、いや、私になにかを与えてくれた自然を取り戻すためには
きっと長い時間が必要だと思う。私と同じ気持ちを持っている人はきっと
いるような気がするのだが、、、、。

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自然がどんどん 奪われてゆく、、、、。
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by mabatakishot | 2007-09-24 14:35 | on the road